第4回　手打ちそば

　今月は手打ちそば。打ちたて、ゆでたてのおいしさはもう最高!　というわけでちょっと本格的にやってみました。はたしてうまくできるでしょうか。

材　料　(8人分)

そば粉

600　グラム

水

約2カップ

打ち粉(強力粉)

適宜

本当はめん棒以外にもいろいろ道具が必要なのですが、素人なのでめん棒だけ買いました。それにしてもこの材料のシンプルさ、いいですね。これ以外にも卵を入れたりとろろを入れたりしてもいいようです。

水を少しずつ加えながらただひたすらこねる。全体がそぼろ状からだんだん粘りけが出てくるのがわかります。単純な作業ですが、悩みやいやなこともこうして没頭していると不思議と落ちついてくるものですね。こういう効果も料理のいいところだと思います。

手でのばす。ここでのポイントは打ち粉をたっぷりとまぶすことでしょうか。ひびが少しでもあると、のばすときにひび割れしちゃうんですね。

さあこれがそば打ちの醍醐味。めん棒でのばす作業です。均一に3ミリの厚さにのばす・・・とはいうものの、結構大変。ひび割れはできちゃうし、形は整っていないし・・・

のばしためんをびょうぶだたみにして包丁で1ミリ幅に押し切る。そば用の包丁でないのでこの作業が一番ネックでした(1ミリ幅どころか5ミリ位になっちゃった)。打ち粉をたっぷりふっておかないとめんがくっついてしまいます。この写真は切り終えためんをバットに入れて打ち粉を切り口にまぶしたところ。

完成!

栄　養　(一人分)

エネルギー

343 Kcal

たんぱく質

11.4 g

脂　質

2.7 g

糖　質

65.4 g

感　想

　はじめてそばを打ってみて思ったことは、現代の食生活ってとても便利だなあということ。昔はこういうことをみんながやっていたわけでしょう?　今は即席のめんがあってゆでるだけ。そば以外にしても料理って実に簡単にできるようになってますよね。文明の力は偉大だ!　その中で料理をする心、苦労して作ったものをいただく心というものをもっとだいじにしなきゃね。今はものがあふれ、何でも容易に手に入れられる時代だから、ものに対するこだわりというか、愛着が希薄になっている気がします。日々何も考えずにものを食べ、ただ毎日を過ごしていく。そういう人って多いんじゃないかな。なんだか説教くさくなったけど、素直な気持ちです。みなさん、毎日を悔いなく生きていますか?

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