ことのは
2006年4月分
4月1日(土)朝
春は別れの季節、ということで、
この一週間はいくつかの別れを経験して、
柄にもなく、ちょっぴりセンチにもなったものだ。
しかしそうこうしてばかりもいられない。
教員をしているせいか、3月は本当にあっという間。
いまこうして更新の準備をしている間にも、
いくつか掛け持ちの仕事が頭にあるんだよね。
とりあえず、ここ数日のうちに片付けなくてはならない仕事として、
学会の原稿査読と指導者会議の資料の準備、がある。
効率よくこなしたいものだ。
ところで明日は同僚の結婚式。
もう何年も結婚式なんて出ていなかったことに気がついた。
歳を取ると、祝いの席より手向けの席に呼ばれることの方がが多いからなあ。
天気が気になる・・・。
そうそう、桜が満開ですね。
かわらばんの扉絵ももう少しこの花咲か爺編で引っ張ります。
一度のんびり花見でも行きたいものである。
(いったいいつになることやら・・・)
4月2日(日)夜
今日は同僚の結婚式。
久々だったというのもあるが、
結婚式らしい結婚式というか、とても素敵な披露宴だった。
辞めていった仲間とも会えたし、
感動的な一日でした。
ところで長女が入院。
原因不明の熱発でもう一週間以上下がらない。
今まで病気などしたことないだけに気になるが、
まあ、心配しても仕方がないし、
なるようにしかならないだろう。
義父の手術といい、
春はいろいろなことが次から次へと起こるね。
4月3日(月)夜
日が長くなったし、春休みなので先週から自転車通勤をしている。
またタイムトライアルと行きたいところだがいかんせん風が強い。
今日の帰りなんて、手賀大橋や大利根橋を渡る時に風に煽られ、
とっても怖かった。
欄干が意外と低いのでそのままドボンと行くんじゃないかと・・・。
このところ、天気が安定しないというか、穏やかじゃないよね。
実習関係の入力作業、なかなか追いつかない。
まあこれはありがたいことではあるのだが・・・。
さて明日は久々の四人会である。
4月5日(水)夜
夕べは久々の四人会。
飲んだところが熱烈なマリーンズ贔屓の居酒屋。
WBC、開幕したプロ野球で話が盛り上がった。
(言ってるそばからロッテは昨日は負けていましたね(^^;))
野球は嫌いではないが、なかなか熱く語れる仲間も近くにいないので
昨日は特に盛り上がってしまったね。
さて今日は入学式だった。
今年も若くて活きのいいのが45人も入学してきた。
これから4年間、頑張って勉学に励んで貰うわけだが、
新入生にひとつ、言っておきたいことがある。
高校まではどちらかというと受け身の学習が中心だったと思う。
教育者中心の学習、とでも言おうか。
これからは諸君らは自ら学ぶ、
自己学習が中心だと改めて認識していただきたい。
教員はあくまでそれを手助けするものだと思い、大いに活用して欲しい。
そのためには、個人的には「予習」が大切だと思う。
「予習」することで自発的な学習につなげていけるわけである。
そして問題意識をもてる、自ら道を切り拓いていけるPTをめざして欲しい。
望まれているのは言われたことしかできない医療職ではない。
この厳しいご時世、資格が取れればそれで終わり、
というような甘い考えは通用しないことに気がついて欲しいのである。
今日は冷たい雨。桜もいよいよ散ってしまうのだろうか。
4月7日(金)夜
昨日は地域リハでお花見だった。
牛○シャトーでお茶と桜餅をいただいたのだが、
桜は満開、天気は最高に良かったので利用者さんも大満足。
同じようにどこかの施設でも来ているグループを多く見かけた。
まあ季節が季節だけに当然か。
今日はうってかわって寒い一日だった。
今日から授業がはじまり、何となく慌ただしさを感じる。
実習関係の仕事にも追われる日々。
物理療法学は担当しなくて本当に助かった。
さて新年度のシラバスをやっと全部更新できた。
学生諸君はよく確認して欲しい。
4月10日(月)夜
肌寒い一日だった。
このところ、猫の目のようにコロコロと変わりやすい天気である。
案の定、一番下のチビが風邪をひいて新学期のっけから休み。
長女も入院が長引いているし、何とも悩み多い春である。
今日は、授業はなかったが、実習関係の仕事でバタバタと過ごす。
教科書が改訂されたので、小テストの問題も当然改訂。
なかなかこれが面倒な仕事なんだよなあ。
群馬の学会のポスターもそろそろ取りかからねば。
論文寄稿やら関ブロの査読やらですっかり出遅れた・・・。
4月12日(水)夜
今日はバタバタと慌ただしく過ごした一日だった。
午前中は2コマ授業。
まあこの辺は今さらという感じで大したことでもないが、
午後から細々した仕事が入り、その上今日は国家試験発表の日。
結果はまあ悲喜こもごもだが、概ね予想通りの結果であった。
仕事の後に長女の入院している病院へ。
検査の結果が出たのはいいが、結局のところ原因不明。
とりあえず大事に至るようなものでないのはよかったが、
原因不明ではこの先も予断を許さない。
どうにも先が思いやられる。
金曜に退院が決まったのでとりあえずは様子見ということか。
4月14日(金)夜
なんとも風の強い寒々とした一日だった。
朝は雨が降っていたのに日中は止んで晴れ。
午後からの強風でこれでは桜もさすがに駄目だろうね。
今年は随分長持ちだった気がします。
さて、入院していた長女が晴れて退院した。
(完全に治ったわけでないので「晴れて」ではないかも知れないが)
やっぱり女の子が家にいると何となく家が明るくなるね。
なんにしてもよかった。
しかし、入院費の支払い明細を見てびっくり。
うーん、同じ医療関係だから異議を唱えたりはしないけど、
この金額は痛いね。
同時に国民皆保険の有り難みを本当に思い知らされた。
この世界に誇れる保険制度を崩壊させてしまうのだから、
この国はいったい、どうなってしまうのか・・・。
この詳細については明日の朝「リハブログ2」で。
4月17日(月)夜
さてまた新しい一週間の始まりである。
今週は週末に指導者会議が入っているので、
その準備にあたふたしている。
いつまで経っても慣れないものだ。
先週とはうってかわっていい天気で、
陽射しもいよいよ春から初夏に移りかけている。
と、いうことで扉絵も5月バージョンに変更である。
明日は今日よりも暖かいと聞く。
自転車で通勤にしようか。
4月18日(火)夜
さわやかな気持ちのいい一日だった。
まさに自転車通勤日和といった感じ。
今の季節なら、汗だくになることなしに、
それでいて帰宅も暗くなる前に家にたどり着ける。
走っていると、田圃に水を入れていて田植えの準備が整ったり、
新緑の季節よろしく、緑の美しい山々が眼に映えたり、
何気ないなかにも新しい発見がある。
忙しいと俯きがちになりついつい忘れてしまうけど、
こういう季節感をしっかり感じることは意外と大切だ。
心のゆとりを持っていきたいね。
4月20日(木)夜
今日の地域リハは雨と風にやきもきした。
それでもいつものメンバーの大部分がみえて、
こんな天気なのにありがたいことである。
さすがにいつものように自転車では行けなかった。
しかし、帰りのバスの運転士、
こちらがちゃんとボタンを押したのに
停まる停留所をオーバーランしちゃって、
ぼーっとしていたのかな?
春だからなあ。
学会ポスター用の紙を買おうと思っていたのに、
こんな天気なので泣く泣く断念。
画鋲だけはなんとか手に入れた。
今回から画鋲も自前で用意しなくちゃいけない。
4月23日(日)朝
あまりTV、特に娯楽番組は見ないのだが、
4月からはじまった番組で
「カンブリア宮殿」というのがある。
村上龍が経済界の著名人を毎回ゲストに招き
インタビューをするというトークショウである。
昔、同様の番組で「Ryu's Bar」というのがあったが、
あれをもっとオープンにした感じであろうか。
最初のゲストはトヨタの副会長・張富士夫氏であった。
その中で印象的だったのは「成果主義をどうとらえるか」
という質問に対し、
何を持って成果とするかの問題、
長期的な意味での成果をきちんととらえなければいけないと言っていた。
さすがというか、カンバン方式、カイゼンのトヨタをもってしてこうである。
今の世の中の格差の問題や拝金主義の問題は
こういう視点をきちんととらえきれないせいではないのか。
医療界も「出来高」の呪縛からいい加減脱却しなければならないと思う。
さてさて懸案だった指導者会議も無事終わった。
このところ、公私ともにお疲れ気味だし、
今日は一日ゆっくりするとしようか。
4月25日(火)夜
自転車通勤にはまったツーキニストの自分としては、
今の新緑の季節は最高にいい通勤日和。
しかし最近天気の移り変わりが激しく、
朝、家を出る時は雨が降っている・・・。（≧◇≦）
なんとも恨めしい空である。
5月の学会の出張、発表や会費の前納に気を取られ、
肝腎のホテルの予約を失念していた。
今日やっとなんとか予約を入れることができました。
前橋なんてそんなにホテルが多くないそうだし、
危うく路頭に迷うかと思ってしまった。
しかし、なんと泊まるホテルが東○インとは・・・。(^^;)
大丈夫か?
4月27日(木)夜
さて今日は例によって木曜の地域リハ。
このところ木曜となると雨降りで、
自転車で出かけることができずなんとも恨めしい天気である。
(帰りの頃にはあがってしまっていたよオイ・・・(^^;))
ところで今日はPT仲間と北千住で飲み会であった。
まあたまには愚痴の言い合いもいいもんだね。
しかし帰りがけに表に出ると夜空にはヘリコプターが何機も飛んでいる。
そう、どうやらホリエモン保釈ということのようである。
ここから東京拘置所近いしなあ。
どんよりと曇ってまた降り出しそうな夜空に響く爆音。
なんだか今の日本の行く末を暗示するような
落ち着かない気持ちにさせてくれる夜でした。
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