3月1日(金)朝
さて、三月になった。
まだまだ寒い日もあるが、
少しずつ春の気配を感じるようになる季節。
そしてこの季節は旅立ちの季節。
学生のみんなだけでなく、私も旅立とう。
細かいことについては、まだ明らかにできないけれどね。
現在、そのための準備で東奔西走中である。
公表はもう少し後で。
勿体をつけるわけではないが、
いろいろなところに迷惑がかかるからね。
気をもむ人もいるかもしれないが、
今しばらくお待ちください。
3月8日(金)朝
先日、次男の高校の卒業式だった。
子供の卒業式に出るのなんていつ以来だろう。
次男の高校も文化祭でしか行ったことなかったよな。
高校卒業で調理師の資格を取れる希有な高校だが、
行かせてよかったな。
調理師養成施設協会の賞もいただいていたし、
あいつ頑張ったんだなあ･･･。
「旅立ちの日に」がBGMで流れると
なんか胸にじんとくる。
子供なんて、すぐに大きくなって親元を羽ばたくものなんだね。
久々に感動した一日でした。
3月11日(月)朝
あれから二年。
自分の中で薄れていく気持ちを確かめたくて、
今回、友人と石巻に出かけた。
復興支援なんて言うにはおこがましいけど、
大川小学校や雄勝小学校の現場を目の当たりにして、
まだまだ震災の傷跡は塞がっていないことを思い知らされた。
すぐ近くの大川中学校は、取り壊しが決まり、
最期の一般公開(?)が行われていた。
それはあたかも同窓会のような空気に満ちており、
その中で震災の50分後、
津波到達時刻で止まった壁の時計がなんともいたましい。
忘れちゃいけない。
校舎はなくなろうとも、この事実は記憶にいつまでもとどめなくては。
そんなことを考えた二日間だった。
そして今日、あの忌まわしい災害から二年。
あの時間には改めて黙祷を捧げたい･･･。
3月16日(土)朝
昨日は、学院の卒業式＆謝恩会だった。
四年間、本当に頑張ってきたし、
挫けそうになりながらもここまでこれたのだから、
きっと理学療法士としてやっていけるでしょう。
ここがゴールでなく、あくまでスタートライン。
ここからが試練の始まりだと理解してほしい。
この閉塞感であふれる世の中、
君たちの未来は君たち自身で切り拓かなければいけない。
この四年間でその力は十分ついたはず。
これからは独り立ちしてご両親を早く楽にしてあげてください。
そして、対象者一人一人と向き合い、
その一人一人を大切にしてほしい。
君たちの未来に幸あれ。
3月24日(日)早朝
すっかり春爛漫で桜が満開である。
寒い寒いと言っていたのが、
いつのまにか暖かくなってきた。
やはり、季節は巡るんだねえ。
春と言えば旅立ちの季節。
私も新たな旅立ちの準備中である。
まさかこの年になって生活環境までがらりと変わることになるとは。
楽しみ半分、戸惑い半分。
まあ、ぼちぼちと行きましょうか。