7月1日(木)早朝
一年の半分が過ぎ去ってしまった。
今日から今年後半。
ほんと、早いなあ。
つらいときは、
時間が早く過ぎ去るのを望むものだけど、
鬼籍が近い者としては、そうもいっていられない。
苦難であっても、
それを楽しむくらいの余裕を持ってと言うのは、
そういうことを意味しているのかもしれないね。
今月も覚悟の一ヶ月。
7月5日(月)早朝
論文の推敲。
良くするためには何度でも重ねるが、
ただ闇雲に読み返しても駄目である。
論述に矛盾がないかどうかの確認などはもちろん基本だけど、
それに加えて読んだ時に
自分自身が得心できるかどうかがひとつの私なりの基準。
これを突き詰めると誰もがわかりやすい、
腑に落ちる文章が生まれるんだよな。
そういう意味でもまだまだ納得できる完成度には程遠い。
まだ時間はあるのだから
常に持ち歩いて気がついた時に読み返そう。
7月9日(金)早朝
多数決に支配された「正義」が
必ずしも正しいとは限らない。
多くの人がそれを望んでいたとしても、
それが正解とは言えないこともよくあること。
そういう意味では、
民主主義なんて
絵に描いた餅なのかもしれない。
そこを理解して、
多数派が最善と思い込むのを
やめにしなくてはね。
今の世はメジャーこそ危ういと
疑ってかかるくらいがちょうどいい。
7月13日(火)早朝
iPhoneの機能で背面タップを活かすtipsを取り入れた。
サイドボタンよりもこちらの方が使い勝手がいいね。
まだまだ使いきれない秘技などがありそうである。
昔は好きでいろいろ試したりしたものだが、
今はあまり興味がなくなっていた。
たまにはそういうのに無為な時間を
費やすのも悪くないかもね。
7月17日(土)早朝
本日は「理学療法の日」である。
いつもこの日にある授業では、
そのことを含めPTの歴史を話しているものだが、
今年はあいにくの土曜日。
昨日の授業で言っておけばよかったな。
さて、話は変わって、
一日千秋の思いで待ちわびていた連絡がようやく届いたが、
これが呼び水となったのか、
この件に関係した他のメールも次々と到着。
何かのきっかけというのはあるものだね。
そういうものを信じるわけではないけど、
時々こういうことがあると嬉しくなるね。
7月21日(水)早朝
目は霞み、歯は駄目になり、
耳は元から悪く、記憶力も衰えて、
よもや体力も下り坂。
まあどんなに丈夫で頑健なものであっても、
いつか必ず衰え滅びの道を辿るのであり、
盛者必衰は世の常なり。
そう考えると、
他者を出し抜き、
常に一番であることに拘る気質のなんと浅ましいことよ。
自分もいつかは堕ちてマイナーとなる、
その覚悟と常に隣り合わせて生きている方が
余程気楽で清々しい気持ちで
生きられるのではないだろうか。
7月26日(月)早朝
一昨日は、
学生時代によくお世話になった叔父の告別式だった。
母親の付き添いで
横浜まで出かける予定だったわけだが、
結局母親の気持ちの整理がつかず
連れて行くのは断念、私が代理で出席となった。
学生時代に何度か訪れた街は
今も昔のイメージのままで、
歳をとって変わるもの、
変わらないもの、
いろんな思いに包まれた時間だった。
それにしても、私と一回りしか違わないんだよな。
早すぎる逝去に言葉もない。
人の生き死にとは酷なものと実感するね。
7月30日(金)早朝
長生きするのは昔は良いこと、
賞賛されることだった。
しかし今は、必ずしもそうとは言えない。
親の介護をはじめ子供の問題、
そして自身もまた加齢で
あちこち傷んでくるわけだし、
苦しみの方が多いのかもしれない。
まあ、そうだとしても
その中から楽しみや生き甲斐を
見つけていかなければいけないのであるが…。