令和5年1月1日(日)元旦
さて、ホームページを休止して約半年が経った。 この半年は怒涛のような日々で、
未だ落ち着いたとは言えない状況ではあるが、
自分のことを気遣えるくらいにはなってきたので少しずつ再開しようかと考えている。
突然だった。
昨年の6/25の午後、それは長女の電話から始まった。
非常勤の仕事を終えて、いつも時間通りに迎えに来るはずの妻の車が来ないので変だなとは思ったのだが、
まさか家で冷たくなって倒れているとは。
すぐに救急搬送を依頼し病院へ駆けつけたがすでに心停止状態。
死因は詳しくはここには書かないが心疾患による突然死だった。
それからの日々はもう毎日が試練の連続。
私自身が単身赴任であり、
また家計やら何やら妻に全てを任せきりだったので生活を立て直すのに随分時間がかかってしまった(まだ遺品整理もままならない)。
もう半年が経ち、妻の死を受け入れられないというわけではないが、
やはりお別れも何も言えずに目の前からいなくなってしまったので、
未だに悪夢を見ているような悔しい気持ちになる。
私自身、身体もボロボロでありもう先が長い命とは思っていなかったが、
まさか妻の方が先に、しかも突然逝くとは夢にも思っていなかった。
あれから月命日を6回数えて思うことは、人が生まれて死ぬまでが一つの線として、
多くの線が並び交わって、人生が歴史が作られていく。
自分の人生なんてその歴史の中のほんの一瞬にすぎない。
出会った時は同じ一瞬でも別れも一緒とは限らないわけで、
今まさに終えた彼女の命を見送って私とは何だったのかを自問する。
大きな流れの中では、この私の命もただの潮流の一つの淀みでしかないのだろう。
それでいい。
ただあるがままを受け入れるのみ。
大切なのは、自分が死ぬ時、死んだ後に残されたものたちに、何を残してやれるかだと思う。
それは物質的なものでなく、自分が大切にしてきたものへの感謝だったり、
人生のフィナーレを迎えるにあたりどんな物語を紡いだのかを家族へ伝える儀式だったりするのだと思う。
いつかあの世で再び妻と会えたら、
あの日別れてからどうやって生きてきたのかを胸を張って語れるようにしたい。
私は命の使いどころというものがあると思っているけど、妻からは本当に献身的にそれをもらった。
では私の命の使いどころはどこにあるのだろう。
今それを自問自答する日々である。
その時までに答えが見つかるといいな。
とりあえず、あるがままを受け入れて、肩の力を抜いて少しずつ、
これからもこのホームページを紡いでいこうと思っている。