東京美術館めぐり
2004年9月某日。
つれあいに連れられ(?)、美術館巡り。
(つれあいの趣味は絵画だったりするのね)
最初は江東区の清澄白河にある東京都現代美術館でやっている「ピカソ展」。
「躯とエロス」というテーマどおり、
例によって難解で抽象的な絵画の中に色気というエッセンスがたっぷり。
何しろ、17歳の愛人を囲って、モデルにしていた時代の作品だものね。
しかし、シュルレアリズムという点ではダリと時代がダブるんだけど、
肖像写真を見ると、
ダリが神経質でニヒルなやさ男なら、
ピカソは目つきの悪い、怒りっぽそうなただのおっさんだよね。
(ファンの方いたらすみません・・・)
後半はいわさきちひろ美術館。
ちょうどちひろの没後30年を記念するイベントということで、
「わたしが選んだちひろ展」をやっていました。
学生時代から、この絵本画家は少しは知っていたのね。
某大学の学園祭で買ったちひろの絵のレプリカを持っていたんだけど、
今回はじめてそれが「海辺を走る少女と子犬」という絵だと知りました。
描かれているどの子供の表情も視線も印象強く、
改めて彼女の才能に感じ入りました。
日頃仕事に追われる毎日にちょっとした息抜きのひとときでした。
またこういうゆったりとした時間、過ごしたいものです。
これが東京都現代美術館。
木場公園の中にあるのね。
この辺りはマンションの建設ラッシュかな。
(左手奥にクレーンが見えますね)
これが入り口。
最初はどこから入るのか迷いそうになりました。
入り口を入ると中がいくつかに分かれていて、
そのひとつがこの「ピカソ展」。
例によって撮影禁止なので、入り口だけ・・・。
ううう、ここでしか買えない、という言葉には弱いんだ・・・。
しかし、こんなところにまで限定商品があるとは。
商魂たくましいねー。
美術館の中は広く、このように採光が十分施されていてとても明るいのです。
清澄白河の駅から美術館までの通りには、
このようにあちこちにオリジナルの案山子が道案内してくれます。
さすが美術館通り。
さてこちらはところ変わって、上井草のいわさきちひろ美術館。
窓にかかっているちひろの絵が目立っていますね。
このように銅像もお出迎え。
今やっているのは、
「わたしが選んだちひろ展」。
さてどんなちひろが待っているのか。
こちらも館内撮影禁止なので、これだけ。
でもどういうものかは伝わったよね?
シックな調度品と調和の取れた雰囲気。
とてもゆったりした時間を過ごしました。
館内のカフェではオーガニックなフルーツケーキと紅茶をいただきました。
またじっくり時間のある時に来たいですね。